ベクターから販売しております「販売管理b++5」は、パソコン１台で使用するソフトウェアです。

ネットワーク上のデータベースに接続することはできません。

「販売管理b++5」をクライアントとして、ネットワーク上のデータベースに接続して、 複数のパソコンからご使用になる場合は、サーバーソフトウェアおよびサーバー接続用の クライアントソフトウェアが必要となります。

複数のＰＣから同じデータベースに接続する形態には、お客様の規模やシステムの使用状況に 応じて次の形態がございます。また、形態に応じてデータ共有ライセンス費用が必要となります。
データ共有ライセンス費用は、お客さまのご使用人数に応じて変動します。
詳細はメール（information@bool.co.jp）にてお問い合わせください。

項番	形式	説明	費用(税別)
①	ファイル共有型	ファイル共有されたネットワーク上のコンピューターにデータベースファイルを配置し、 複数のＰＣから接続して使用する形態。 クライアントＰＣ５台以下。	200,000円
②	分散ＣＯＭ型	ネットワーク上のコンピューターにサーバー側プログラムとデータベースファイルを配置し、 マイクロソフトの分散ＣＯＭ（DCOM）技術によってデータベースに接続する形態。	クライアントPC 30台以下の場合、 500,000円
③	HTTP(S)接続型 （WebAPI）	ネットワーク上のコンピューターのデータベースファイルを配置し、 http(s)通信によってデータベースに接続する形態。	準備中

※すべての形態において楽観的排他方式です。更新実行時、既に他のユーザーが更新していた場合、強制的に更新を失敗させます。

分散ＣＯＭ型およびHTTP(S)接続型の場合、サーバー機はWindowsである必要があります。
お客さま環境にサーバー機がない場合は、ウィンサーバー（アシストアップ社(本社：大阪)）のＶＰＳまたは専用サーバーを推奨いたします。
https://www.winserver.ne.jp/

ファイル共有型

「販売管理b++5」のデータベースはアクセスのデータベースです。
ファイル共有型では、サーバーのデータベースファイルがクライアントパソコンからエクスプローラで参照出来ている必要があります。

・ポートについて
Windowsのファイル共有では、
NetBIOS（TCP/IPの137,138,139番ポート）
SMB（TCP/IPの445番ポート）
が開いてる必要があります。

分散ＣＯＭ型

分散COM型はクライアントＰＣのプログラムがサーバーPCのプログラムと交信します。
サーバーPCには「販売管理b++5」のサーバープログラムをインストールする必要があります。
ポートを多く開ける必要があるため、イントラネット、ＶＰＮなどの環境でのご使用を推奨いたします。

・ポートについて
分散COM型（DCOM）は、RPC（リモートプロシジャコール）を使用します。
RPC (TCP/IPの135番ポート)
SMB (TCP/IPの445,139番ポート)
ランダムPポート (TCP/IPの1024〜65535番ポート）
が開いてる必要があります。

HTTP(S)接続型

HTTP(S)通信は、インターネット環境での通信です。 サーバーPCには、WebサーバーソフトウェアのマイクロソフトのIIS（インターネットインフォメーションサービス）がインストールされている必要があります。 また、加えて「販売管理b++5」のサーバープログラムをインストールする必要があります。

・ポートについて
httpは、データ送信が平文で行われます。
httpsは、SSL/TLSプロトコルを利用した、暗号化通信です。
http (TCP/IPの80番ポート)
https (TCP/IPの443番ポート)
が開いてる必要があります。

ご注意

※当社ではポートの開閉等のネットワーク関連作業は請け負っておりません。
※クライアントＰＣ、サーバーＰＣおよびその間のルーターの設定作業はお客様（またはお客様の依頼する業者様）で行っていただく必要がございます。