Bool Software Co.,Ltd
7.3 伝票リスト印刷フォームと月締め請求書印刷フォーム
「伝票リスト印刷フォーム」と「月締め請求書印刷フォーム」は複数件の伝票を印刷対象とする印刷フォームです。
「伝票リスト印刷フォーム」と「月締め請求書印刷フォーム」の帳票定義と印刷出力に関する機能は、ほぼ同様です。
基本的な機能については、前項の「7.1 印刷フォーム」「7.2 各種リスト印刷フォーム」を参照してください。
違いは、「伝票リスト印刷フォーム」がメイン画面右ペインの伝票一覧から出力指示されるのに対して、「月締め請求書印刷フォーム」は月締め請求機能の中で使用されることです。
また、「伝票リスト印刷フォーム」が様々な種類の伝票を出力するのに対して、「月締め請求書印刷フォーム」の出力対象が、特定の顧客の伝票であることです。
ですから、「月締め請求書印刷フォーム」は、「伝票リスト印刷フォーム」のひとつの使い方ということになります。
月締め請求書印刷フォーム(伝票リスト印刷フォームでも同様)の印刷項目には次の特殊な項目が用意されています。
項目名 |
|
先頭伝票/納期 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の納期 |
先頭伝票/顧客ID |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客ID |
先頭伝票/顧客郵便 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客郵便番号 |
先頭伝票/顧客所在地1 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客所在地1 |
先頭伝票/顧客所在地2 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客所在地2 |
先頭伝票/顧客名 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客名 |
先頭伝票/顧客名+様 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客名と"様"をつなげた文字列 (例)「小牧ホーム株式会社
様」
|
先頭伝票/顧客名+御中 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客名と"御中"をつなげた文字列 (例)「小牧ホーム株式会社
御中」
|
先頭伝票/顧客部門 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客部門 |
先頭伝票/顧客電話 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客電話番号 |
先頭伝票/顧客FAX |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客FAX番号 |
先頭伝票/見積日付 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の見積日(見積もり未の場合は空白) |
先頭伝票/受注日付 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の受注日(受注未の場合は空白) |
先頭伝票/納品日付 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の納品日(納品未の場合は空白) |
先頭伝票/請求日付 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の請求日(請求未の場合は空白) |
先頭伝票/入金日付 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の入金日(入金未の場合は空白) |
先頭伝票/部門 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の部門 |
先頭伝票/担当 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の担当 |
先頭伝票/値引率 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の値引率 |
先頭伝票/メモ1行目 |
選択した伝票のうち先頭の伝票のメモ1行目 |
先頭伝票/メモ2行目 |
選択した伝票のうち先頭の伝票のメモ2行目 |
先頭伝票/メモ3行目 |
選択した伝票のうち先頭の伝票のメモ3行目 |
先頭伝票/メモ4行目 |
選択した伝票のうち先頭の伝票のメモ4行目 |
先頭伝票/メモ5行目 |
選択した伝票のうち先頭の伝票のメモ5行目 |
先頭伝票/メモ6行目 |
選択した伝票のうち先頭の伝票のメモ6行目 |
先頭伝票顧客/顧客郵便 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの郵便番号 |
先頭伝票顧客/顧客所在地1 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの所在地1 |
先頭伝票顧客/顧客所在地2 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの所在地2 |
先頭伝票顧客/顧客名 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの顧客名 |
先頭伝票顧客/顧客名+様 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの顧客名と"様"をつなげた文字列
(例)「小牧ホーム株式会社 様」
|
先頭伝票顧客/顧客名+御中 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの顧客名と"御中"をつなげた文字列
(例)「小牧ホーム株式会社 御中」
|
先頭伝票顧客/顧客部門 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの部門 |
先頭伝票顧客/顧客電話 |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタの電話番号 |
先頭伝票顧客/顧客FAX |
選択した伝票のうち先頭の伝票の顧客IDにひもづく顧客マスタのFAX番号 |
伝票集計/値引金額 |
選択した伝票すべての値引金額の合計 |
伝票集計/合計 |
選択した伝票すべての合計金額の合計 |
伝票集計/消費税 |
選択した伝票すべての消費税額の合計 |
伝票集計/税込合計 |
選択した伝票すべての税込合計金額の合計 |
伝票集計/合計-消費税 |
選択した伝票すべての(合計金額 - 消費税額)の合計 (内税の場合に使用、本体価格の合計を示す) |
伝票集計/合計x消費税率 |
選択した伝票すべての(合計金額 x 消費税率)の合計 (伝票毎に消費税率を計算) |
伝票集計/合計+(合計x消費税率) |
選択した伝票すべての(合計金額 + (合計金額 x 消費税率))の合計 (伝票毎に消費税率を計算) |
■先頭伝票
■先頭伝票顧客
■伝票集計
「月締め請求書印刷フォーム」は、異なる顧客の伝票が同時に出力されることはありませんが、「伝票リスト印刷フォーム」では、未請求の伝票、本日納期の伝票といった顧客をまたがる伝票を出力します。
いずれにしても、出力する対象伝票を何らかの同一の条件で検索した結果を一覧表として出力することが多いと思われます。
「先頭伝票」は、ある項目が同一の伝票のリストを出力する場合に、先頭伝票とは他の伝票のその項目がすべて同じであろうとの想定での項目です。
そのような場合、先頭伝票の項目というより、全伝票で同一の条件項目といえると思います。
ただし、システムでは、それが同一の条件の項目か否かには関係なく、先頭の伝票の内容を出力します。
「先頭伝票」は、出力対象の先頭の伝票を示しています。
先頭の伝票とは、メイン画面の右ペインで先頭に表示されている伝票を指します。
このとき、たとえば、ヘッダーの顧客名をクリックして顧客名順に並べ替えると、先頭の顧客名は異なるものになります。
また、帳票が「選択行のみを出力する」指定をしている場合、先頭伝票は、選択した伝票の中での先頭の伝票になります。
同一の顧客の伝票リストを出力する場合(月締め請求書もそのひとつ)、途中で顧客の情報が変更されて先頭の伝票の情報を使用したくない場合があります。
「先頭伝票顧客」は先頭の伝票の顧客IDをもつ顧客マスタの情報を使用します。
次のような伝票があった場合、
2009/04/05 |
小牧ホーム株式会社 |
|
2009/04/10 |
小牧ホーム株式会社 |
|
2009/04/12 |
小牧ホーム株式会社 |
|
|
|
←顧客マスタの顧客名を変更 |
2009/04/20 |
小牧ホールディングス本社株式会社 |
|
2009/04/21 |
小牧ホールディングス本社株式会社 |
|
2009/04/25 |
小牧ホールディングス本社株式会社 |
|
4月分の請求書の宛名を「小牧ホーム株式会社」ではなく、「小牧ホールディングス本社株式会社」で印刷したい場合、顧客マスタの情報を使用することで、対応できます。
ただし、顧客IDで顧客を検索しますので、顧客IDが変更された場合は、ただしく出力されません。
伝票集計は、出力対象の伝票の金額の合計方法を指定します。
消費税は少数点以下を四捨五入しますので、伝票毎の税込合計を合計するか、合計金額に消費税率を計算するかで金額が異なります。
伝票番号 |
明細計 |
値引金額 |
合計 |
消費税 |
税込合計 |
1 |
10,000 |
1,000 |
9,000 |
450 |
9,450 |
2 |
3.333 |
|
3,333 |
167 |
3,500 |
3 |
10,000 |
1,000 |
9,000 |
450 |
9,450 |
4 |
3,333 |
|
3,333 |
167 |
3,500 |
|
|
2,000・・・① |
24,666・・・② |
1,234・・・③ |
25,900・・・④ |
|
|
|
24,666×0.05=1,233・・・⑥ |
|
|
|
|
24,666+1,233=25,899・・・⑦ |
|
① |
伝票集計/値引金額 |
選択した伝票すべての値引金額の合計を印刷します。 |
② |
伝票集計/合計 |
選択した伝票すべての合計金額の合計を印刷します。 |
③ |
伝票集計/消費税 |
選択した伝票すべての消費税額の合計を印刷します。 |
④ |
伝票集計/税込合計 |
選択した伝票すべての税込合計金額の合計を印刷します。 |
⑤ |
伝票集計/合計-消費税 |
選択した伝票すべての(合計金額 - 消費税額)の合計を印刷します。
(内税の場合に使用、本体価格の合計を示す)
|
⑥ |
伝票集計/合計x消費税率 |
選択した伝票すべての(合計金額 x 消費税率)の合計を印刷します。
(伝票毎に消費税率を計算)
|
⑦ |
伝票集計/合計+(合計x消費税率) |
選択した伝票すべての(合計金額 + (合計金額 x 消費税率))の合計を印刷します。
(伝票毎に消費税率を計算)
|